【自己募集型デジタル社債 仮想事例】大手ファッションブランド

顧客とともに育てるブランドへ。D2C戦略を支える、新たな資金調達の選択 

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自己募集型デジタル社債の仕組みとメリット、事例をもとにした実践的な活用方法を解説します。
Zoom開催・参加無料ですのでぜひご参加ください。

背景・課題

トレンドと機能性を両立したアイテムで支持を集める○○ファッション株式会社は、近年、全国の店舗展開に加えて、直販チャネル(D2C)を軸としたビジネスモデルへの転換を進めています。
D2Cへの転換は、顧客の声をより直接的に商品開発に反映できると同時に、収益性とブランド価値の最大化にも寄与する戦略ですが、その基盤となるのがECシステムの刷新、物流網の強化、会員データの統合活用といった中長期的かつ先行的な投資です。

アパレルショップイメージ

通常であれば株式発行による資金調達も検討されますが、ブランドイメージや経営権の維持、調達コストの最適化といった観点から、同社は自己募集型デジタル社債という新しい手段を選択しました。

自己募集型デジタル社債を選んだ意義

○○ファッションが本スキームを採用した理由は、単なる資金調達にとどまらず、D2Cの大きなメリットである顧客との新しい関係づくりを重視したいという戦略的な意図にあります。

経営体制を維持
調達コストを抑制
ファンが支援者に
購買促進・LTV向上
  • 株式発行と異なり資本の希薄化が起きず、経営体制を維持できる
  • 社債による負債調達は資本コストよりも低く、損金算入も可能なため資金調達コストを抑制できる
  • 「ファン=投資家」として迎えることで、ブランドへのエンゲージメントを高める
  • 優待設計により、購買促進や再来訪率の向上にもつながる

同社は、オンライン完結型のプラットフォーム「OwnerShip社債版」を導入し、法令対応・運用負荷を抑えながら短期間での発行を実現しました。

具体的な設計(スキーム概要)

募集金額 2億円
資金使途 自社ECサイトのシステム再構築/物流センター拡充/D2Cアプリ開発費用
発行条件 年利1.3%、4年満期、1口5万円〜(自己募集のため証券口座の新規開設不要)
募集方法 自社サイトで会員向けに募集
優待内容 – 社債購入者限定アイテム(カラー・デザイン別注)
– 新商品先行購入権
– 展示会への参加権

成果と今後の展望

募集開始から約3週間で全額完売。ファッション系のインフルエンサーによるSNSでの発信で大きな話題を生み、ブランドに共感する生活者を“支援者”として巻き込むことに成功しました。

また、優待を通じたコミュニケーションの深化により、社債購入後の購入率が約1.4倍に増加。単なる資金調達ではなく、LTV(顧客生涯価値)の向上に寄与する資本政策としても高く評価されています。

買い手から投資家へ

今後は、海外D2C展開や再生素材への切り替えといったサステナブル戦略においても、同様の手法を活用する予定です。

  • D2C戦略を本格展開し、ファンとの直接接点を活かしたい企業
  • 株式を発行せずに成長資金を調達したい未上場・上場企業
  • ブランディングと金融施策を一体で設計したいマーケティング志向の企業

OwnerShip 社債版は、自己募集型デジタル社債の発行・管理をワンストップで支援するクラウドシステムです。
小規模から始められ、社債の設計から法務対応までサポート可能。
新たな資金調達手段として、ぜひご検討ください。

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