スクロール通販事業の受発注を支える基幹システムのOCI期中移行を実現 | グローシップ・パートナーズ株式会社

スクロール通販事業の受発注を支える基幹システムのOCI期中移行を実現

基幹システムの「Oracle Cloud Infrastructure」移行事例

〜 巨大な基幹システムとそのデータの移行を22時間という短時間で実現 〜

基幹システムの移行事例イメージ

グローシップ・パートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:松井 晴彦、以下 グローシップ・パートナーズ)は、株式会社スクロール(本社:静岡県浜松市、代表取締役会長:堀田 守、以下 スクロール)が進めるICT基盤刷新のメインベンダーとして、通販事業の受注管理を支える基幹システムの「Oracle Cloud Infrastructure」移行を22時間という短時間で実現しました。

巣ごもり需要で急増する、1日約15万件のトランザクションを処理する巨大な基幹システムとそのデータを、ビジネスを停止させることなく移行完了。

基幹システムをOCIへ移行することで、セキュリティ、性能、柔軟性、拡張性、可用性のメリットを活かし、ITの運用管理の軽減およびインフラ基盤に係るコストを最適化しながら、市場やお客様の変化に応じたビジネスやサービスへの迅速な対応を可能にしております。

〜 「株式会社スクロール」について 〜

スクロールは、日本およびアジアを中心とした海外拠点を含む20のグルーブ事業会社を有し、「収益力のあるDMC(Direct Marketing Conglomerate)複合通販企業戦略の推進」の方針のもと、女性用アパレル、雑貨等の通販事業およびeコマース・通販事業者向けのソリューション事業を幅広く展開しています。

同社は、グループ企業を統合・連携し、コスト最適化および効率改善を図るため、継続的にICT投資を行ってきました。「JD Edwards EnterpriseOne」、「Oracle Database」などで構成された基幹系を中心とするミッション・クリティカルな業務システムに関しては、安全性の面でプライベート・クラウドを構築して運用していましたが、昨今の市場の急速な変化に伴い、5年後の基幹システムに必要な性能を見極めてハードウェアを準備していくことは難しい状況でした。そこで、次世代ICT基盤の刷新において、データ、トランザクションの増加にも柔軟に対応できるパブリック・クラウドへの移行を計画しました。

〜 今回のシステムOCI移行において、特筆すべき点 〜

それは、急増するトランザクションに対応するために年末年始を迎える前に、17台ものサーバーにまたがる巨大な基幹システムアプリケーション群とその膨大なデータを、日曜日の午前11時から翌月曜日の午前9時の僅か22時間という短時間にEDI受注から出荷・物流までといった基幹業務に影響を与えない形で切り替えを完了させたことです。

現在、基幹システムは24時間365日稼働し、1日あたり、1拠点で約15万のトランザクションを処理しています。オンプレミスやプライベート・クラウドではボトルネックになりがちだったIOPSの性能課題が解消され、システムの基礎性能や処理スピードが向上したほか、ビジネス拡大やサービス増加によるシステム拡張にも動的に対応することができます。

また、受発注の季節変動によるトランザクションの増減にもリソース増減することで対応でき、ITの運用管理の軽減およびコストの最適化にもつながっています。

〜 お客様からのコメント

2020年版 ICT基盤改革の中で最も大きかったのが「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」との出会いです。OCIであれば、オンプレミスでしか担保できなかったレベルのセキュリティを確保しながら、システムをパブリック・クラウドでモダナイズできると考えました。より良いテクノロジーがよりよいクラウドを実現すると考えています。コロナ禍による巣ごもり需要で通販市場は急速に拡大、そうした量的な変化に加え、コロナ禍ではお客様ニーズも多様化しています。真の持たざる主義を実現したICT基盤は、変化の激しい時代にも柔軟に対応できると期待しています。

株式会社スクロール 取締役執行役員 システム統括部長 小山 優雄 氏

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