【データ活用 事例紹介】不動産会社が挑んだDX

——— クラウド×AIで変革した“データ活用”の最前線

不動産業界でDXを推進する急成長中企業が、従来のExcel環境から脱却し、クラウドとAIを駆使した全社的なデータ活用へと踏み出しました。グロ―シップ・パートナーズがワンストップで支援した、攻めの変革プロジェクトの裏側を紹介します。

背景・課題

従業員数:1名 – 500名 / 業種:不動産業

お客様は、長年の不動産事業を通じて蓄積されたビッグデータから新たな価値を創出するため、広くデータ活用の機会を模索されていました。従来はExcel管理を中心としたレガシーな環境でKPIモニタリングを実施していたものの、扱えるデータ規模に限界があることや、部門ごとに分断されたサイロ化が課題でした。

また、DXを担う専任人材が不足しており、全社横断的なデータ活用に向けた次世代基盤の整備には、ビジネス視点とテクノロジー視点を両立した支援が求められていました。

グローシップ・パートナーズの支援内容

——— アジャイルで進める、戦略立案から実装までの伴走支援

グロ―シップ・パートナーズでは、ビジネスとテクノロジー両面のフルスタック支援体制を活かし、データ戦略立案から、プロトタイプの開発、社内展開までを一気通貫でサポートしました。

下記のステップでお客様をDX実現へと伴走しました。

6つのステップ
  • ユースケースの精査
    ビジネスモデルを分析し、KPI構造とデータ資源をマッピング。ROI評価を可能とする設計に。
  • 技術検証の3方向展開
    ▶ データビジュアライゼーション(Tableau)
    ▶ 機械学習モデル構築(ML・Python)
    ▶ AIエージェント構築
  • クラウドネイティブな基盤構築
    Snowflakeを中核としたスケーラブルなDWHとETL基盤を短期間で実装。
項目ツール
データ基盤Snowflake
ビジュアライゼーションTableau
AI/MLPython(scikit-learn, pandas, etc.)

結果

——— DXの“実装”が、全社的なデータ活用文化の礎に

モダンなクラウド・データスタックを活用することで、従来の属人的・アドホックな分析から脱却。TableauとSnowflakeを活用したダッシュボードは、経営層から現場部門まで幅広く活用され、リアルタイム分析による意思決定が加速しました。

また、ROIの高い複数のユースケースを特定したことで、データ利活用が「プロジェクト」から「組織文化」へと昇華。人材育成支援も含め、データを活かした持続的な経営支援を現在も継続中です。

今後の展望

全社規模のデータ基盤を活用し、AIエージェントによる自動化業務の拡大や、新規事業部門での外部データ連携プロジェクトも検討中。

当社では今後も、アジャイルに伴走しながら、成長戦略に寄与していきます。


データを“成長の力”に変えませんか?

GrowShip Partnersでは、単なるツール導入にとどまらない「ビジネスに効くデータ活用支援」をご提供しています。

ユースケース設計
クラウド基盤構築
AI/ML導入支援
活用定着支援

ご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


担当コンサルタント


木田 将博

木田 将博

クラウド&AI・データ事業部長

総合電機メーカーにて、国内最大規模のファクトリー・オートメーションシステムや交通インフラシステムの構築に従事。グローシップ・パートナーズでは、リードアーキテクトとしてクラウドネイティブな自社パッケージ群のシステムデザインと、それらを用いたクライアントの事業構築支援を数多く重ね、現在は、新規事業開発支援を主軸に、「クラウド・AI活用支援」及び「貸金・リース・ファクタリング業界向けDX支援」のサービス領域をリード。最新技術を用いた事業開発から大規模システム構築まで、ビジネスとテクノロジーの両面から企業成長を支える戦略パートナーとして成果創出にコミットします。

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