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【RPA】RPA導入で経理業務はどう変わり、経理部員はどうあるべきか?

日本のRPA市場と経理部の動向

~RPA市場全体は今後も急拡大~

昨今、RPA(Robotic Process Automation)が「働き方改革」や「生産性向上」のソリューションとして注目を浴びています。欧米で先行しているイメージが強いですが、ここ数年、日本でも急速に導入が広まっており、今後最も成長する市場の一つとして位置づけられています。RPAがここまで注目されている背景として挙げられるのが、今後日本が直面する労働生産人口の減少、そして、欧米諸国と比較した日本の労働生産性の低さです。今後、労働生産人口が減少し、従業員の業務負荷が増加することが予想される中で、デジタル化で一人当たりの生産性を上げていくのは必要不可欠といえるでしょう。

IT市場調査会社アイ・ティ・アールは以下のような予測を出しています。
・2017年から2022年(5年間)のRPA市場の年平均成長率は62.8%
・RPA市場は2022年度には400億円規模に拡大


出典:ITR「ITR Market View:RPA/OCR/BPM市場2018」
*ベンダーの売上金額を対象とし、3月期ベースで換算。2018年度以降は予測値。

~経理部門で広がるRPA~

国内で急激に広まっているRPA導入ですが、RPA導入を主導している部署として最も多いのが、IT・システム部門ではなく、実は財務・経理部門です。日本CFO協会の調査によるとRPA導入プロジェクトを主導している部門の34パーセントが財務・経理部門というデータが出ています。


出所:一般社団法人 日本CFO協会「RPAに関する実態調査」http://www.cfo.jp/rpa/

RPAはPC内の業務プロセスを自動化するため、必然的にデータも全てPC内にあることが前提です。しかし、今後OCR*技術の発達により、今まで人の目視で確認していた紙媒体上のデータ・情報が電子化されていきます。これは、今後あらゆるデータがデジタル化されていくに伴って、あらゆる業務がRPAで完結されていくことを意味します。

今後は、経理部門でRPAを導入し業務効率化を図る企業が増えてくると予測され、RPAを活用し共存していくことが経理マンのあるべき姿となるでしょう。

*手書きや印刷された文字をスキャナーで読み取り、コンピュータが利用できる電子テキストに変換する技術

なぜ経理部にRPAが必要か

~経理業務の大半が自動化可能~

経理部にRPAは必要なのでしょうか?―今後、経理部門にRPAは必須といえるでしょう。なぜなら、経理業務はRPAが得意とする定型業務が大半を占めているからです。RPAが得意とする領域は、一定のルールに基づく処理、電子化されている処理、繰り返し反復する処理です。経理部員は会計システムなどのパソコン上のアプリケーションを操作し、アプリケーション内にある大量のデータの入力、出力、照合などを日々行っています。つまり、経理業務というのは、RPAが得意とする領域であると同時にRPA導入による効果が最も見込める領域である言えます。経理部員が抱えている大量の定型業務をRPAに代行することで、経理部の生産性を大幅に向上させることが可能になります。

~経理業務の自動化によるメリット~

経理業務がロボットに代行されていくことで、経理部門にはどのような恩恵があるのでしょうか。

経理部門のような経営の根幹を担う機密情報を扱う部門では、素早くミスの無い作業が求められます。RPAは一度覚えた作業はミスなくかつ高速にこなすことができるため、経理部員の作業工数を削減するだけでなく、作業ミスの削減による業務品質の向上と業務負担の低減も同時に実現できます。
従来は、人が単純なデータ入力作業を長時間行うことで残業時間が増えてしまい、集中力の低下から作業ミスが発生することで、さらに残業時間が増えてしまうという負の連鎖がありました。その結果、業務品質の低下だけでなく、従業員の健康状態の悪化、あるいは退職者の増加というリスクも発生していました。一方で、ロボットは24時間365日常に働くことが可能です。加えて、深夜や休日に働いても文句は言わず、辞めることもないというロボットはある意味で使い勝手のいい従業員といえることができるでしょう。実際、RPAはデジタルレイバー(仮想知的労働者)とも呼ばれ、人と共存する存在として位置づけられています。ロボットごとにIDや机を用意したりするなど、RPAを人と同じように管理している企業もあります。

生産性向上 コスト削減 業務品質向上
従業員がRPAにより削減された時間を「人間にしかできない仕事」に注力し、デジタルレイバーと従業員のリソースを最適分配することで、最低限の人件費で売上拡大の実現に繋がります。 煩雑な定型業務をRPAに代行させることで、業務品質を維持したまま今まで必要としていた業務時間が大幅に削減されることで、「働き方改革」の実現に貢献します。 RPAは一度記録した処理を正確に実行するため、今まで発生していた人的ミスが大幅に削減されます。人的ミスによる従業員への作業負担の低減が業務品質の向上に繋がります。

経理部のRPA利用シーン

~自動化可能な経理業務~

経理部門の定型業務には以下が挙げられます。
・現金出納に伴う会計ソフトへの入力(日次)
・従業員の経費精算の会計システムへの入力(日次)
・取引先への請求書作成(月次)
・売掛金回収管理(月次)
・買掛金支払管理(月次)
・有価証券報告書の資料作成(年次)

経理部のデスクトップ型RPAの需要

~デスクトップ型RPAがオススメ~

RPAには大きく分けて2つのタイプがあります。サーバー型RPAとデスクトップ型RPAです。サーバー型RPAは、サーバーにRPAをインストールし、サーバーから複数のロボットを一元的に実行・管理するタイプです。一方で、デスクトップ型RPAは、各PCにRPAをインストールし、各PCでロボットを個別に管理するタイプです。一般的に、サーバー型は全社レベルでのRPA導入に向いているといわれ、導入するためのシステム環境の構築だけでなく、比較的高度なITスキルが求められるのが特徴です。そのため、サーバー型RPA導入においては、外部ベンダーやコンサルは必須とされ、環境構築費用に加えて、コンサル料金を含めた、高額な初期費用が必要となります。
一方で、デスクトップ型といわれるRPAは、PC一台から導入が可能であり、エクセルと同じような感覚で使用できるため、高度なITスキルは必要としないことが特徴です。そのため、デスクトップ型はIT部門ではなく、業務部門での導入が進んでいます。

~経理部員がRPA開発者に~

ITスキル不要でも開発ができるRPAツールが普及することで、RPA導入を主導するのはシステム部門である必要はなくなりました。今後は経理部員がRPA開発者となって、経理部内の業務自動化を進めていくアプローチが主流となるでしょう。世間で言われている「ロボットが人の仕事を奪う」というロボットに対する脅威は、「人が自分の業務をどんどんロボットに任せていき、人は人にしかできない考える業務に集中」というロボット(デジタルレイバー)との共存という発想に変わっていくでしょう。
そして、人とロボットが共存する世界はそう遠くはない中で、いかに早い段階でRPAという最先端のテクノロジーを取り入れ、最新テクノロジーを使いこなすかが今後の経理部員の課題となってくるでしょう。


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